About
がん治療を自身で管理する
irAE検出システムは、免疫チェックポイント阻害剤を使用されている患者さまに向けた在宅で行える問診システムおよび副作用検出システムです。外来治療は入院と比べると医療関係者と接する時間が十分とは言えません。ゆえに体調をよりよい状態に保つためには、患者さま自身による自己管理と計画的ながん治療体制が必要となります。
[システム概要]
患者さまはスマートフォンの専用アプリ「irAE セルフチェック」を通じて、体温や血圧の入力に加え、問診への回答を記録します。記録した日々のデータはアプリ上でグラフ化され健康状態を把握するのに役立ちます。万が一、記録内容から異常が検知された場合は即座に注意を促す画面が表示されるため、免疫有害事象(irAE)の早期発見に繋がります。 さらに、問診結果は担当医療者へ共有され、副作用の可能性を確認することができます。在宅環境にあっても病院から患者さまへ、また患者さまから病院へといったアクセスを可能とする治療環境やサービスを提供します。
アプリを通じた問診では57項目の患者症状から16項目のirAE関連の臓器障害(副作用)をひも付けし、重症度(緊急度)からgrade 1から3までにirAEの程度を分類します。投薬日も登録できます。
記録はクラウドサーバーに集められ、腫瘍センタースタッフにも共有されます。対面診療の際には、補助資料として参考にさせていただきます。
Download
irAE アプリは以下のボタンをクリックしてインストールしてください。
Members
irAE検出システムは愛媛大学附属病院のがん化学療法室が開発・提供しています。
薬師神 芳洋
医学部臨床腫瘍学・教授
竹内 一人
医学部附属病院病院・特任講師
長谷部 晋士
医学部附属病院・助教
加藤 慎二
(株)ドリームクラフト・代表取締役
IT開発担当